WP-CLI を用いた SQL ファイルのインポート方法 処理の自動化や、phpMyAdmin を使用してデータベースのインポートを行った際にファイルが大き過ぎてインポート処理がタイムアウトした場合などに ご活用ください。
準備
- インポートする SQL ファイル: file.example.com.sql
- インポート先のドメイン: example.com
- SSH や SFTP で使用する ユーザ名: amimoto-user
注意点
- 注意点1: インポート先のデータベース名は local-config.php または wp-config.php に記載のあるデータベース名です。
- 注意点2: インポートするSQLファイル名やドメインは環境に合わせてお読み替えください。
- 注意点3: 紹介しているコマンドの行頭にある $ や # の入力は不要です。
1. インポートするファイルのアップロード
SFTP や SCP 等でインポートするファイルを /home/amimoto-user/www/example.com へアップロードしてください。
SFTP の設定に関しては 以下の URL をご参照ください
サーバへ SFTP (FTP) クライアントソフトで接続する方法
2. サーバへ SSH 接続
接続方法は以下の URL をご参照ください。
3. サーバへ接続後にインポート先ドメインのディレクトリへ移動
$ cd www/example.com
$ pwd
/home/amimoto-user/www/example.com
4. インポートファイルの確認
インポートするファイルfile.example.com.sql があるかを確認します。
$ ls
file.example.com.sql wp-admin local-salt.php local-config.php
wp-comments-post.php wp-load.php wp-trackback.php wp-content wp-config-sample.php
wp-login.php xmlrpc.php wp-includes readme.html wp-config.php
wp-mail.php index.php wp-activate.php wp-cron.php wp-settings.php
license.txt wp-blog-header.php wp-links-opml.php wp-signup.php
5. アップロードした SQL ファイルをデータベースへインポート
$ wp db import file.example.com.sql
Success: Imported from file.example.com.sql
このように Success と表示されれば、現在のディレクトリ (/home/amimoto-user/www/example.com)にある local-config.php に記載されているデータベースへSQLファイルのインポートが成功です。
実際にサイト(http://example.com)へアクセスをしてデータが正常にインポートされているか確認してください。DNS 変更前であれば DNS の切り替え作業前にドメインで新サーバへアクセスする方法 をご参照いただき、 hosts の書き換えを実施後にアクセスしてください。