活用 Tips (運用編)
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      Chef を用いたサーバ設定の変更例

      Chef を用いたサーバ設定の変更例 Amimoto AMIでは、サーバの設定を chef で管理をしています。この設定ファイルを変更し、プロセスの再起動・設定ファイルの再読み込みをさせることで、サーバの設定変更を柔軟かつ短時間に行えます。ここではその変更方法を解説します。

      Amimoto AMIでは、サーバの設定を chef で管理をしています。そのため、設定ファイルを変更し、プロセスの再起動・設定ファイルの再読み込みをさせることで、サーバの設定変更を柔軟かつ短時間に行えます。

      なお、設定ファイルの変更は root 権限で行ってください。root での作業方法は「root ユーザとして作業する」をご参照ください。
       

      変更可能な値

      Webサーバである Nginx のclient_max_body_size、 MySQLの max_allowed_packet 、PHP の memory_limit など、lw1-amimoto/attributes at 2016.01 · Launch-with-1-Click/lw1-amimoto · GitHub にて定義されている値は、すべて変更が可能です。
       

      編集するファイル

      /opt/local/amimoto.json 

      編集後に実行するコマンド

      設定ファイルの編集後に、1と2の両方を実行してください

      1 プロビジョニング

       # /opt/local/provision 

      2. サービスの再起動

      # service monit stop
      # service nginx restart
      # service php-fpm restart 
      # service mysql restart 
      # service monit start  

      代表的な値の設定変更方法

      ここでは PHP のメモリ上限 (memory_limit)、アップロード可能なファイルサイズの上限 (upload_max_filesize )、 MySQL の最大バッファサイズ・クエリーサイズ (max_allowed_packet ) の変更方法をご紹介します。
       

      PHP の memory_limit

      手順 (PHP の memory_limit を 512MB へ変更する場合)

      1. php の config内の"user": "nginx" 前の行へ "memory_limit": "512M", を追記してください
      2. 「編集後に実行するコマンド 」を実行してください
      3. その後、<?php phpinfo(); ?> などを記述したファイルを /var/www/vhosts/YOUR-DOMAIN/phpinfo.php と設置してブラウザからアクセスし、変更内容が正しく反映されたかを確認してください
      4. 確認後、設置した phpinfo.php ファイルは削除をしてください

      設定サンプル

      {
        "nginx": {
          "config": {
            "user": "nginx"
          }
        },
        "php": {
          "config": {
            "memory_limit": "512M",
            "user": "nginx"
          }
        },
        "run_list": [
          "recipe[amimoto]"
        ]
      }

      PHP の upload_max_filesize

      手順 (PHP の upload_max_filesize を 30MB へ変更する場合)

      1. nginx の config へ "client_max_body_size": "30M", を追記してください
      2. php の config へ"upload_max_filesize": "30M", を追記してください
      3. 「編集後に実行するコマンド 」を実行してください
      4.  <?php phpinfo(); ?> などを記述したファイルを /var/www/vhosts/YOUR-DOMAIN/phpinfo.php と設置してブラウザからアクセスし、変更内容が正しく反映されたかを確認してください
      5.  確認後、設置した phpinfo.php ファイルは削除してください

      設定サンプル

      {
        "nginx": {
          "config": {
            "client_max_body_size": "30M",
            "user": "nginx"
          }
        },
        "php": {
          "config": {
            "upload_max_filesize": "30M",
            "user": "nginx"
          }
        },
        "run_list": [
          "recipe[amimoto]"
        ]
      }

       MySQL の max_allowed_packet

      手順 (MySQL の max_allowed_packet を16 MB へ変更する場合)

      1. mysql の config へ "max_allowed_packet": "16M", を追記してください。mysql  のセクションがない場合は以下の設定サンプルをご参考いただき、追記してください。
      2. 「編集後に実行するコマンド 」を実行してください。
      3. 次のコマンドを実行して、変更が反映されているかをご確認ください。
      mysql> show variables like 'max_allowed_packet';
      +--------------------+----------+
      | Variable_name      | Value    |
      +--------------------+----------+
      | max_allowed_packet | 16777216 |
      +--------------------+----------+
      1 row in set (0.03 sec)

      mysql> exit
      Bye

      設定サンプル

      {
        "nginx": {
          "config": {
            "user": "nginx"
          }
        },
        "php": {
          "config": {
            "user": "nginx"
          }
        },
        "mysql": {
          "config": {
            "max_allowed_packet": "16M"
          }
        },
        "run_list": [
          "recipe[amimoto]"
        ]
      }